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COST

Costco Wholesale

分析レポート
作成日 2026-08-15
分析時株価
$961
投資判断
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目標株価
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📅 本レポートは 2026-08-15 時点の分析です。株価・数値はその時点のもので、最新の状況とは異なる場合があります。最新の株価・開示は各自でご確認ください。
株おじ
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Kabuly 案内役

この銘柄、まずは"分析"からいっしょに見ていきましょう。

事業と業績までを無料で公開しています。バリュエーションと"結論"パートは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

1. エグゼクティブサマリー

Costco Wholesale(COST)は、会員制ウェアハウス小売の世界最大手である。会計年度は8月末締め、月次売上を自主開示し、利益構造の中核を「会員費収入(membership fee income)」に置く独自モデルを持つ。SEC EDGAR(XBRL)確定値ベースで、直近四半期(FY26 Q3、締め日 2026-05-10)の売上は $70,527M、純利益 $2,192M、希薄化EPS $4.93。通期は FY25(~2025-08-31)で売上 $275,235M、純利益 $8,099M、希薄化EPS $18.21 を記録し、売上・利益ともに二桁成長を継続している。会員費は FY26 Q3 で $1.37B(+10.7%)、米加更新率 92.2%、世界更新率 89.7% と、値上げ後も歴史的高水準の顧客定着を維持した。

Costco の投資的本質は「小売業でありながら実質は会費サブスクリプション企業」である点にある。商品販売の粗利率は意図的に約11%に抑え、原価に近い価格で会員に還元することで来店頻度と更新率を最大化し、利益の大半を高マージンな会員費で獲得する。この構造は物販マージンへの依存を下げ、景気循環・インフレ・関税環境の変動に対する収益の安定性(earnings visibility)を高める。FY26 Q3 の既存店売上は +9.8%(ガソリン・為替調整後 +6.6%)、デジタル既存店は +21.5% と、成熟大型小売としては例外的な成長率を示している。加えて約 $19–20B の現金を積み上げており、過去の慣行に照らせば FY26 後半〜年末に特別配当(special dividend)を実施する余地が大きい。

一方で、株価は現在 $961.10、TTM実績EPS約 $19.9 に対し PER 約48倍、コンセンサスFY26予想EPS $20.42 に対し予想PER約47倍という「恒常的高PER」水準にある。これは同業(WMT 予想PER約38倍、BJ 約20倍、TGT 約16倍)を大きく上回る「確実性プレミアム」であり、成長の質と更新率の高さを織り込んだ結果である。総じて「事業の質は最上級だが株価に相応の対価が織り込まれた優良銘柄」であり、新規エントリーは価格規律を伴う段階的積み上げが妥当と判断する。

2. 事業構造と競争優位(Moat / SWOT)

事業構造

  • 会員費モデル: 年会費(Gold Star $65、Executive $130 目安)を前払いで徴収。FY26 Q3 の会員費収入 $1.37B は営業利益 $2,815M の約半分に相当し、利益の柱。有料会員 8,290万人(+4.1%)、総カード数 1.49億枚。
  • 薄利多売の物販: 商品粗利率を約11%前後に抑制し、限定SKU(約4,000品目)による回転率・仕入れ交渉力・在庫効率を最大化。プライベートブランド「Kirkland Signature」が信頼と粗利を両立。
  • 付帯収益: ガソリン、フードコート、薬局、旅行、Eコマース。FY26 Q3 はガソリン記録的売上とデジタル +21.5% が牽引。

Moat(構造的競争優位)

  1. 会員更新率の粘着性: 米加 92.2%・世界 89.7% という更新率は、乗り換えコストと体験価値の高さを示す。会員費前払いにより「商品が1つ売れる前に収益が確定」する希少なビジネスモデル。
  2. 規模の経済とコストリーダーシップ: 世界最大級の購買力で仕入れ原価を圧縮し、価格優位を会員に還元 → 更新率上昇 → 会員費増 → 再投資、という自己強化ループ。
  3. ブランドと信頼: Kirkland ブランドと「Costcoで買えば損しない」という価格信頼が、景気後退期にトレードダウン需要の受け皿となる。

SWOT

  • Strengths(強み): 高更新率・会員費主導の利益安定性、卓越したコスト構造、強固なBS(現金約$19–20B、株主資本 $33,509M)、デジタル二桁成長。
  • Weaknesses(弱み): 物販粗利が構造的に低く単体の値上げ余地が限定的、出店余地は成熟市場で逓減、恒常的高バリュエーションゆえ調整局面での下落幅が大きい。
  • Opportunities(機会): 国際出店(中国・アジア)、Eコマース/デジタル拡大、次回会員費値上げサイクル、特別配当による株主還元、広告・データ収益化。
  • Threats(脅威): 消費減速・関税/インフレによる物販コスト圧迫、Walmart/Sam's Club・Amazon との競合激化、高PERの平均回帰リスク、為替変動。

3. 直近業績とファンダメンタルズ(EDGAR確定値ベース)

四半期推移(SEC XBRL 確定値・締め日アンカー)

四半期(締め日)売上純利益営業利益希薄化EPS
FY26 Q3(2026-05-10)$70,527M$2,192M$2,815M$4.93
FY26 Q2(2026-02-15)$69,597M$2,035M$2,606M$4.58
FY26 Q1(2025-11-23)$67,307M$2,001M$2,463M$4.50
FY25 Q3(2025-05-11)$63,205M$1,903M$2,530M$4.28
FY25 Q2(2025-02-16)$63,723M$1,788M$2,316M$4.02

通期推移(10-K確定値)

通期(締め日)売上純利益営業利益希薄化EPS
FY25(~2025-08-31)$275,235M$8,099M$10,383M$18.21
FY24(~2024-09-01)$254,453M$7,367M$9,285M$16.56
FY23(~2023-09-03)$242,290M$6,292M$8,114M$14.16

ファンダメンタル所見

  • 売上成長: FY23→FY24 +5.0%、FY24→FY25 +8.2%。四半期ベースでは FY26 Q3 が前年同期比 +11.6%($70,527M vs $63,205M)と加速。
  • 利益成長: EPS は FY23 $14.16 → FY24 $16.56 → FY25 $18.21(年率二桁)。FY26 Q3 EPS $4.93 は前年同期 $4.28 比 +15.2%。
  • TTM実績(直近4四半期合算): 純利益 約$8.2B、希薄化EPS 約$19.9(Q3'26+Q2'26+Q1'26+Q4'25推計)。$961.10 に対しTTM PER 約48倍。
  • 財務健全性: 総資産 $86,430M、株主資本 $33,509M、現金 $18,946M(いずれも2026-05-10)。ネットキャッシュに近い保守的BSで、特別配当・自社株買いの余力が大きい。
  • 会員KPI(FY26 Q3): 会員費 $1.37B(+10.7%)、有料会員 8,290万(+4.1%)、Executive会員 4,120万(+9.6%)、米加更新率 92.2%、世界 89.7%。既存店 +9.8%(ガス・FX調整後 +6.6%)、デジタル既存店 +21.5%。
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バリュエーション・投資判断・目標株価(非公開)

3アプローチのバリュエーション、結論(BUY/HOLD/SELL)、12ヶ月目標株価レンジ、エントリー/エグジット戦略・トリガーは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

パスコードが違うようです。

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