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LLY

Eli Lilly and Company

分析レポート
作成日 2026-08-15
分析時株価
$1,180
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📅 本レポートは 2026-08-15 時点の分析です。株価・数値はその時点のもので、最新の状況とは異なる場合があります。最新の株価・開示は各自でご確認ください。
株おじ
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Kabuly 案内役

この銘柄、まずは"分析"からいっしょに見ていきましょう。

事業と業績までを無料で公開しています。バリュエーションと"結論"パートは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

1. エグゼクティブサマリー

Eli Lilly(LLY)は、GLP-1/GIP デュアルアゴニスト tirzepatide(糖尿病 Mounjaro/肥満 Zepbound)を中核に、医薬品セクター最速級の成長を続ける世界最大級の製薬企業である。Mounjaro 単独で四半期売上 $9.9B(+91%)、Zepbound は米国 $4.9B(+44%)に達し、GLP-1 市場の需要は依然として供給を上回る局面にある。米国の肥満・糖尿病薬市場シェアは 60.9% と、競合 Novo Nordisk(38.8%)を圧倒している。

投資テーゼの中核は、経口 GLP-1「orforglipron(Foundayo)」の商業化である。同薬は2026年4月に FDA 承認を取得し、注射剤で確立した GLP-1 市場を「経口・低コスト・製造スケーラブル」な剤形へ拡張する初の小分子である。ATTAIN-1 で 72週 12.4% の減量、糖尿病 ATTAIN-2 で 10.5% 減量・A1C −1.8% を示し、注射剤に迫る有効性を実証した。競合 Novo Nordisk の次世代 CagriSema が REDEFINE 試験で Zepbound を下回り信頼を失う一方、Lilly は注射・経口の両剣で肥満市場の二強構造を「一強+挑戦者」へと傾けつつある。世界の肥満薬市場は2030年に年 $1,000億規模へ拡大が見込まれ、Lilly はその最大の受益者である。

主リスクは高バリュエーションゆえの需要鈍化・薬価政策(IRA・最恵国価格)・パイプライン失敗への感応度の高さである。

2. 事業構造と競争優位

主要製品ポートフォリオ

領域製品ポジション
肥満(注射)Zepbound(tirzepatide)米国肥満市場シェア首位
糖尿病(注射)Mounjaro(tirzepatide)四半期 $9.9B、+91% の主力成長ドライバー
肥満(経口)Foundayo(orforglipron)2026/4 FDA承認・初の小分子経口GLP-1
神経Kisunla(アルツハイマー)新規成長領域
免疫・腫瘍Ebglyss, Jaypirca, Verzenio収益分散源

Moat(経済的堀)

  • 製造・スケールの堀: GLP-1 は注射剤ペプチドの製造能力がボトルネック。Lilly は数十億ドル規模の生産能力投資を先行させ、供給制約を競争優位に転化。orforglipron は小分子で製造コストが低く量産容易 → 世界の未充足需要(特に新興国・経口選好層)を独占的に取り込める。
  • 臨床データの堀: tirzepatide の減量幅(〜20%超級)は semaglutide を上回り、head-to-head で優位を実証済み。
  • R&Dパイプラインの堀: retatrutide(トリプルアゴニスト、さらに強力な減量)、経口・注射の全剤形を自社で保有。
  • ブランド・処方慣性: 医師・患者間で Mounjaro/Zepbound の認知が確立。

SWOT

  • Strengths: 圧倒的な GLP-1 有効性データ、注射+経口の両剣、50%級の高利益率、旺盛なキャッシュ創出、業界随一の成長率。
  • Weaknesses: 収益の GLP-1 一極集中、超高バリュエーションによる下方感応度、資本集約的な設備投資負担。
  • Opportunities: 経口 orforglipron による市場拡大(新興国・軽症層)、$1,000億市場、心血管・睡眠時無呼吸・MASH 等の適応拡大、retatrutide の次世代化。
  • Threats: 薬価政策(IRA 交渉・最恵国価格 MFN)、Novo Nordisk / Amgen / Viking 等の競合、GLP-1 需要成熟化、供給過剰による純価格下落、パイプライン失敗リスク。

3. 直近業績とファンダメンタルズ(SEC EDGAR 確定値ベース)

四半期推移(SEC XBRL, 締め日アンカー)

期(end)売上純利益希薄化EPS(GAAP)
2025Q1 (2025-03-31)$12,729M$2,759M$3.06
2025Q2 (2025-06-30)$15,558M$5,661M$6.29
2025Q3 (2025-09-30)$17,600.8M$5,582.5M$6.21
2026Q1 (2026-03-31)$19,799M$7,396M$8.26
2026Q2 (2026-06-30)$22,974M$7,095M$7.94

通期(SEC XBRL, 10-K)

年度(end)売上純利益希薄化EPS(GAAP)
2023-12-31$34,124M$5,240M$5.80
2024-12-31$45,043M$10,590M$11.71
2025-12-31$65,179M$20,640M$22.95
  • 売上成長: 2023→2024 +32%、2024→2025 +45%、直近四半期 +48% と加速。FY2026 会社ガイダンスは $85B〜$87B(前年比 約+30%)。
  • 利益成長: 2025 純利益は前年比ほぼ倍増($10.6B→$20.6B)。GAAP EPS も $11.71→$22.95 と倍増。
  • 財務健全性: 総資産 $142,283M、株主資本 $33,879M、現金 $8,950M(2026-06-30)。設備投資先行と自社株・買収により資本回転は高く、ROE は極めて高水準。

FY2026 非GAAP performance margin ガイダンスは 49%〜50.5% へ引き上げ。IPR&D 費用($3.03/株)を除けば基礎的な収益力の伸びは一段と強い。

🔒

バリュエーション・投資判断・目標株価(非公開)

3アプローチのバリュエーション、結論(BUY/HOLD/SELL)、12ヶ月目標株価レンジ、エントリー/エグジット戦略・トリガーは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

パスコードが違うようです。

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